製作ノート

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モンスターハ2度倒セ

「モンスターハ2度倒セ」を製作するにあたり、どのような思考を辿ったのかを製作ノートとして残します。

 

カード運に依存しすぎない

 アイデアを思いついたのは「鏡の迷宮のドラゴン」の制作後でしたが、きっかけはサイコロについて考えていた時のことでした。サイコロの数字は、1つずつの差しかありませんが、倍数で考えると6倍も差があるんです。すごろくで考えてみても「1」を連続で出してしまうと、思いっきり差が開いてします。
 仮にマリオパーティーのような特殊サイコロ「3、3、4、5、6、6」のとかが普通に手に入れば、かなり面白いのにとか思っていたのですが、カードゲームでも同じなのではないかと考えました。つまり「1」が一番小さいカードだという先入観があると思ったのです。
「5」~「10」くらいの数字カードを用意して、2枚の合計で競う「ハゲタカのえじき」のようなシステムはどうだろうと、検討を始めました。

 目指したのは運の要素は残しつつ、でも依存しすぎないゲーム。わずか「1」違うカードを出すだけでゲームの展開や手札の内容が変わっていく。そんなプレイ感覚としてのゴール地点は漠然とあったように思います。

 まずは初期手札を「4、5、6、7、8、10」の各1枚、合計6枚(無属性)の同じ条件にしました。 一方で4人プレイの場合、補充する剣のカードは全て属性付きです。モンスターと同じ属性の剣を使ったら、ダメージをプラスして与えられるというのは、子供から貰ったアイデアで、即採用しました!  補充するカードが強すぎないようにしつつ、タイミングが合えば強くなる、とても良いルールだと思います。

 

最後まで気が抜けない戦いに

「2度倒せ」というタイトルにも繋がるのですが、獲得した点数に比例して、最後にもう一度、強いカードが必要になるルールも考えてみました。
 各ラウンドでは、プレイヤーは次にどんなモンスターが出るのか分からないので、強いカードを使うのか、それとも温存するのか迷うようになっています。ですが最終ラウンドだけは、最も強いカードが出せてしまいます。ゲームを最後まで諦めないように、逆転の可能性は残しておきたい。途中で獲得したコウモリを、最後にもう一度倒すことで勝利点として確定するアイデアは、ちょっと面白いと思います。

 

良い勝負になるように

 常に良い勝負になるように、強さの平均化というのを考えました。剣は必ず補充する必要があるので、弱いカードを出した人は、使用済みのカード1枚と山札から1枚補充出来るようにして、強いカードが巡ってくるというルールを加えました。
 一方で、きちんと勝敗が決まるように、人数に合わせて戦うラウンド数を設定しました。ラウンド数を人数で割ると下記の通りになります。

・5ラウンド/2人の場合、2.5
・7ラウンド/3人の場合、2.333
・9ラウンド/4人の場合、2.25

 つまり出来る限りプレイヤーの強さを平均化することで、2回までなら勝てるようになる。その中で3回勝つプレイヤーが最終的に勝利する可能性が高いという訳です。

 ルールは多少複雑かもしれませんが、8歳くらいの子供でもちゃんと把握できました。ぜひ、遊んで頂けると嬉しいです!
 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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